やきいもの屋台を引く

執筆者 | 11月 1, 2012

みなさん、焼き芋は好きですか?

私は夏場でも食べるくらいに焼き芋好きで、、まあ、でもやっぱり焼き芋は北風吹く中、アツアツのを食べるのが一番好きですが、。

で、焼き芋と言えば、街中を「い〜しや〜〜〜きいもお、♪、やきいも〜〜〜♪」とリヤカーを引いて歩く焼き芋屋が目に浮かぶ人もいるかもしれません(今は軽自動車しか見かけないですね)が、私は、20代のある年、その焼き芋の屋台を引いたことがあります。舞台の役者などにはまってた頃、それだけでは食えないので、いろんなアルバイトで食いつないでいた時の話しです。

野方の三畳一間で一人暮らしてた時期、仕事もなく昼間から部屋で白黒テレビをボォッ~〜〜と見てたら、山形から、冬場だけ出稼ぎで焼き芋屋台を引いてるジイサンに密着取材してる番組をやってて、、しばらく見てたら、俄然やりたくなってきて放送終了後、その番組のテレビ局に電話し、焼き芋屋をやりたいので会社の連絡先を教えてもらいたい、、と伝えると、すんなり教えてくれました。

焼き芋商店に、電話した。テレビを見ていた社長が出て、、あの、さっきのテレビ見た者なんですが、、、「ええっ?!、、テレビの宣伝効果って早いなあ!!」、、あの、、焼き芋屋、やりたいのですが、「ああ、ちょうど一人募集してたところ(笑)、面接にくる?」、あっ、ハイ行きます!!よろしくお願いします!!

そんな訳で翌日、面接に行き、なんとか採用されて職を得ることになったわけです。といっても、4日間はベテランじいさんの見習いでした。じいさんは、テレビで見た、件のジイさんで、もう何年も同じコースを流しているようで街角でジイさんの姿を見かけると寄ってくる常連のオバちゃん達が何人もいました。私には、必要最小限のことだけ教え、あとは、あんまり喋らないジイさんだでしたが、一日に一回、自販機で熱い缶コーヒーをおごってくれて、、、なんか、雪国のジイさんっぽかったな、。

見習い期間を卒業すると、親方に屋台を“流す”テリトリーを割り当てられた。私の場所は、おばあちゃんの原宿で有名な巣鴨地蔵通り商店街を皮切りに池袋の繁華街辺りまで流して、あとは、「自由にやんな、!」、、自由にやんな、、いい言葉だったなあ。

サツマイモを焼く燃料は廃材で、リヤカー流している時に、建築現場が目に入ると、現場の人に頼み込んで頂く。だから燃料費0円。常に芋を焼く石を熱しておかねばならず、廃材は常にちょろちょろ燃やし続けていたので寒い日でも背中は暖かい。腹が空いたら、焼き芋を食べて、売れ残った焼き芋は巣鴨地蔵商店街の肉屋でコロッケと物々交換してもらって、、私はコロッケも大好きで、一日中芋ばかりの時も結構あったが平気であった、、、とまあ、つまんない話しですんません。

ネットでサツマイモの栄養を調べると「サツマイモには、ビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含み脂質が少なく、肥満防止、高血圧症、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病予防のための真の”健康食品“で準完全栄養食品と呼ばれています。」とあります。

どうぞ、美味いヤキイモ、召し上がってください。