病は気から

執筆者 | 10月 9, 2016

日本在住/60代女性

原因のわからない不調と気力低下

娘の引越しを手伝った時に、ひどい風邪を引き、風邪のウィルスが耳管に入り、右耳が聞こえなくなりました。
私は、我が身に何が起こっているのか理解できず、パニック状態になりました。 幸い、抗生物質を飲んで(か、どうかは不明ですが)、何とか聴力は戻ってきました。

しかし、その後、元の元気だった頃の私はどこへいってしまったのか?とばかりに、原因のわからない身体の不調と、気力の低下に悩みました。
家族に病院での検査を勧められ、近くの病院でMRIやエコーをしてもらいました。
すると「T.I.A.」(脳血管障害の1つ)という診断が下りました。

「毎日薬を3種類、一生飲み続けなければ、明日にでも倒れて死ぬ。
また、万が一助かっても、車椅子で言葉も話せず、半身不随になり、長嶋監督かオシムさんのようになる。」と一時間半もかけて、説得されてしまいました。

私は、ほんの数ヶ月前までは、とても元気で気功や太極拳を楽しんでいたのです。
だから、「そんなに重い病気のはずがない。」と打ち消していました。
しかし、周りに相談しても「T.I.A.」という診断名だけが一人歩きして、「薬を飲め、飲め」と、勧められます。

しかし、どうしても納得できない私は、セカンド・オピニオンを求めました。
二ヶ月後、信頼のおけそうな病院での診察の日がきました。
すると、「全く病気ではありません。薬も飲まなくて結構です。」という、まるで地獄で仏のような診断をいただきました。どうやら、最初の病院の検査結果は「捏造」だったようです。

本来ならば、「全く病気ではない。健康です。薬も飲まなくて良いです。」という結果が出たら、すぐに元の元気な自分に戻れるはずです。しかし、人間の身体は、そんなに単純なものではありませんでした。最初の病院のねつ造でかけられた呪いは、私の心身を呪縛していました。私のすっかり崩れた体調は、元に戻りませんでした。

タオ療法で治ると直感

遠藤喨及先生との出会いは、10年以上前に、CDでその音楽にふれた時です。
なんとも癒されるような、その調べに魅了されて、一連のCDを買い求めました。
その後、本屋で『タオ、気のからだを癒す』に偶然出会い、夢中で読み、その内容にも深く共感しました。
「ミュージシャンだと思っていた人が、こんなに凄い人だったんだ。」と、驚きました。しかし、その頃は全く健康で、好きな事に打ち込む毎日でした。

セカンド・オピニオンの結果がでるまでの数ヶ月、毎日3種の薬を飲み続けた為でしょうか。また、家族が心配し、自分でもいつも「死」が隣にある精神状態に陥ってしまった結果でしょうか。体重が8kgも減りました。
更に、食物を摂取すると、大腸に痛みが走る症状が続き、どんどん体重が減少していきました。まさに“病は気から”という状態でした。さすがに不安になり、タオ療法の予約をお願いしました。もはや西洋医学の病院へ行き、薬を飲むという選択肢は、私には全くありませんでした。

一回目の施療を受け、帰宅後は、食事もしないですぐに眠りにつきました。そして、14時間後に起きた時には、すっきりしていました。この時、「これは治るかもしれない!」と直感的に感じました。

それから、2回目、3回目と響きがどんどん感じられるようになり、邪気が身体から出ていくのがわかりました。やがて、大腸の痛みも取れ、食事も普通に摂れるようになり、意欲も出てきました。

4回目位からは、何とも言いようの無い悲しみや、恐怖感など、心の中に仕舞い込んでいた感情のようなものが出てきました。 そして、「心が健やかにならなければ、本物の健康は取り戻せないのだ。」と思いました。
タオ療法を受けて「心と身体は深くつながっていること。身体の全体性」というものが感じられるようになってきました。そして、人間の身体の不思議さを深く感じました。

気が病むと病気になり、気が元気になっていくと、身体も心も健やかになっていくことが、実感として感じられました。また、心の深い奥の所まで癒されている、と感じられたことは、今後の人生の希望にもつながりました。

タオ療法をみんなに分かち合い、広く伝えてこられた遠藤喨及先生と担当の先生に心から感謝いたします。