“自分のことでいっぱい”の人生からの転換

執筆者 | 10月 9, 2016

日本在住/女性

タオ療法との出会い

ここ数年は、夢中だったヨガ熱も冷め、3年前には副鼻腔炎を患いました。
処方されるまま1年間抗生物質を飲み、体重が8㎏増えました。40歳を迎え、少し悲しい気持ちでいました。
きっかけは、顔マッサージの講習でした。顔のツボと経絡の関係の説明を聞きながら、「体全体のことをもっと知りたい」と思いました。
早速、良い本はないか探しました。知りたいことが書いてありそうなのは、同じ著者(遠藤喨及)のもので数冊ありました。
ツボは決まった位置になどない、とは!(『気と経絡癒しの指圧法』)

本には、知りたいことが充分どころか、未知の領域を感じさせてくれる予感もみなぎっていました。また、私自身の体の症状等に、応えていただける療法ではないかと期待を持ち、東京タオサンガセンターに予約を申し込みました。

施療初日

前半の体を緩ませる施療は、やさしくて、とても不思議な感覚でした。
力と体重の付加に身構えることなく安心して委ねられ、リラックスできました。
後半は、酷使している右手は、響きのみならず、腕全体が動いてしまうほどの大きな反応があり、びっくりしました。響きは、手先や足先だけでなく鼻や頭の中にもありました。そして邪気が頭頂からゴーゴー抜けていく感覚が嬉しかったです。

単純に、「来て良かった・・・、体を本当にお任せできるところかも。」と、ホッとしました。帰りのバス停までの道のりで、涙がツーッと流れました。
翌日仕事は休みで、朝食を食べて寝て、昼食に起きるがまた夕方まで寝たにも関わらず、夜もグッスリでした。
2日後、体はスッキリし、仕事中は心が軽やかでした。右手もツラくない。
しかし、週の後半はイライラしてばかりいました。

2回目

施療の終盤、足先から全身を整えていただいている時に、肝臓の話になりました。
10年前より周期的に患っている耳が痒くなる、また、肝臓と右の股関節脇周辺の滞りの症状がありました。
先生と肝臓の話になった時に、その一帯にチリチリと響き、面白かったです。
翌日は、外出し、電車内で座ったとたんに爆睡の繰り返しでした。耳の痒みは激しさを増し、肝臓が存在感を示してきました。
翌週は日本列島の天気図のような感情模様。
このような心身の、奥行きというか多層構造への対処方法がないと、今後なかなか厳しいことになるやもしれない、と不安がよぎりました。

3回目

腹部を施療していただく。
肝臓の辺りを圧された時、硬く鈍痛を感じた。少し位置を変えて再度圧されると今度は安心感が生じてきた。しばらく味わっていると、とても暖かで大きな何かに包まれている拡がりを感じ、涙まで出て来た。
一言で言うと「嬉しい」。その日の晩は肝臓がキュウキュウよく鳴りました。
翌週半ば、上司の横暴さにモノ申してしまう。同僚の職場環境を守ろうとの行動だったが、皆は泣き寝入りの方が安全だと感じているらしく、人それぞれなのだ、と分かったものの、勇み足への後悔もなく、気持ちは割と落ち着いていました。

4回目

右の首の胸鎖乳突筋あたりを圧されると、右の股関節脇周辺一体の滞りに響きました。更に、右手親指への大きな響きが続きジンジンする。
圧す位置は少し変わっていきましたが、いつもと違う強烈な響きは続き、先生からは「症状のあるところ、歪んでいる経絡に響きます。」と説明を頂きました。そして、この日は首周りを圧される度に、肝臓がよく鳴りました。
翌日もよく寝た。ふと、滞っていた関係の人に今までの気持ちを、メールにしたためて送りました。何年もの思いを素直に伝える事が出来たなんて、我ながら驚きの行動でした。強烈な響きの賜物だろうか。

現在の気持ち

施療して頂く度に、ネガティブな感情が激しさを増していきます。「このままだと確実に地獄行きだ~。」と思うほどです。親鸞聖人が言っていたことはこれか、と思う程つらい時もあります。同時に、「それも私の一部」と容認出来る、新しい自分もいつの間にか存在しています。施療を受け始めて一ヶ月、以前より自分自身と仲が良くなっているようで、気持ちが楽になっています。

今までは、自分のことで頭がいっぱいいっぱいの人生でした。
放っておかれた感情を、体の声として自然に感得出来るタオ療法に出会い、心身が柔らかくなれるような期待が膨らみます。
少しずつでも、自分の言動や思いがもたらす周囲への影響を、良きものにしたいと思います。また、自らのネガティビティとも共生しながら、丁寧な気持ちで毎日を過ごして行きたいと思います