心の治療

心の治療

この60歳代の女性は、とても柔らかな雰囲気で、上手に年をとられたという印象の方でした。 しかし一方、首、肩、頭の周りには深い凝りを、そして内面には相当のストレスを抱えている、とお見受けしました。 案の定、その日の治療が進むにつれて、とても深い心の傷、心の痛みがあることを私は感じました。しかしそれが、いかなる原因によるものかは見当もつきませんでした。 「どうでしょう、定期的に少し通われてみては?」 と、治療後に提案したところ、彼女は快諾されました。...
孤独と失恋

孤独と失恋

久しぶりに来院した大学生の彼は青白い顔で生気がない。 症状を聞くと、頚と肩凝りがひどく眠れないという。 触れてみると確かに固く、上腕と前腕までガチガチ。異常な固さだった。 改めて、彼の表情に目をやると、何だか、不安と恐怖で怯えているようにも見え、身体全体が悲痛で叫んでいるようだ。 とりあえず、施療を始めた。・・・手足が異常に冷たい。 「何か、ショックな出来事、怖い思いをされたことありませんでしたか?」 「・・・失恋をしました・・・。」...
子宮筋腫の手術が必要なくなった

子宮筋腫の手術が必要なくなった

この手記は、私の患者さんに書いていただきました。 実を言いますと、今、広く世間を騒がせている会社の役員をしているんです。そのため、ストレスは重なって行くばかり。それは、私生活にまで及んでいます。ストレスのために、頭痛、肩こり、背部痛になり、まっすぐ立っていられなくなることがあるんです。 これまで、たくさんの医者を渡り歩き、何度も痛み止めの注射を受け続けまました。それが痛みへの対処法だったんです。しかしやがて、それまで一本ですんでいた注射が、何本打っても効かなくなってしまう、、、 そんな状態でした。...
肩コリ

肩コリ

<膀胱経タイプの肩コリ> 膀胱経は、自律神経を司る経絡です。 肩コリの原因が、この経絡のツレ(虚)である場合は、まず自律神経失調症を疑います。 自律神経というのは、次の二つを言います。 すなわち、交感神経(外界に適応する)と、副交感神経(内臓の働きに関係する)です。 そして、交感神経が働いているときは、副交感の働きは抑制されるのです。 (その逆もあります) たとえば、緊張のあまり、食事がのどを通らないということがあります。 これは、交感神経が過剰に働いているために、副交感が抑制され、内臓の働きが低下している状態を示しています。...
信頼感と治癒

信頼感と治癒

女性/日本在住 3年前、信号待ちで停車したら、後方から追突されました。それが原因で頚部を痛め、接骨院に行きました。外傷性頚部症候群、いわゆる、むち打ち症、でした。 治療は、電気の低周波(そんな名前だったような・・・)を当て、その後、機械で顎を引っ張り、首を伸ばしたり・・・最後に10分ほど軽いマッサージをして終わる、そんな内容でした。 後は飲み薬と湿布。それを一月ほど続けて、なんとか痛みもなくなり通院を終えました。...
トラウマとアトピー

トラウマとアトピー

諦めと苦しみ Yさんは大学生でした。 全身のアトピー、首と肩のひどいコリ、そして常に首の奥に締めつけられているような苦しさがあるとのことでした。 気分も沈みがちで、学校にも出席する気になれず、ひきこもり気味の日々。 初めの印象は、若いのに、諦めと苦しみをずっしり背負っているかのような重さがありました。 施療は頸部をメインに週1回のペースで続きました。施療中や後の短い時間ですが、これまであまり出せなかったご自分の本当の気持ちや、感じてきたことを話されるようになりました。...