父親からの虐待を乗り越えて

父親からの虐待を乗り越えて

Mさん(女性、48歳)が初めて来院した時は、20年の長きにわたるウツ状態と、恐怖感とともにやってくるパニック障害に、とても苦しんでいました。 また身体的には、左肩から頭にかけての激痛を常に抱えていました。 一人では地下鉄やバスには乗れないので、治療には、友人が付き添って来るほどでした。 すでに病院での精神治療や、さまざまな薬物治療をすべて経験済みといってもいい程の流浪の果てでした。 タオ療法による1度目の治療後、あれほど激しかった肩から頭にかけての痛みが、ほとんどなくなりました。...
病は気から

病は気から

日本在住/60代女性 原因のわからない不調と気力低下 娘の引越しを手伝った時に、ひどい風邪を引き、風邪のウィルスが耳管に入り、右耳が聞こえなくなりました。 私は、我が身に何が起こっているのか理解できず、パニック状態になりました。 幸い、抗生物質を飲んで(か、どうかは不明ですが)、何とか聴力は戻ってきました。 しかし、その後、元の元気だった頃の私はどこへいってしまったのか?とばかりに、原因のわからない身体の不調と、気力の低下に悩みました。 家族に病院での検査を勧められ、近くの病院でMRIやエコーをしてもらいました。...
ある政治亡命者

ある政治亡命者

RIVOと言う団体があります。 これは各種有志セラピストが集まっている団体で、そのセラピーはいわゆる政治亡命者、それに伴う拷問などの圧制の犠牲者たちを対象にしています。 私は過去5年間この団体に属し、数々の人々の治療にたずさわってきました。 亡命先にも本国にも居られない その団体の活動の中で出会ったKさんは、アルジェリアの出身で、視力障害のある人でした。 アルジェリアの内戦のため1996年にアメリカに亡命し、2002年まで滞在したのですが、9・11以来のイスラム教徒への差別政策により本国へ強制送還されるところでした。...
卵巣嚢腫を患ったMさんの話

卵巣嚢腫を患ったMさんの話

本来持っている治癒力 Mさんが施療を受けるのは、1ヶ月に1回。 卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)を患っており、症状からは週に1度の施療が望ましいと判断しました。しかし遠方に住んでおり、仕事、子育てがあることから、そのペースでは京都に来ることができませんでした。 Mさんの卵巣嚢腫は左右にひとつずつ。左側はかなり肥大し、疲れにともなって痛みが強く出てくるようでした。 最初の施療をはじめた時から、肩の張りが強く、リラックスできず常に緊張されていました。そしてこの緊張は、随分以前からのものであるということがわかりました。...