孤独と失恋

孤独と失恋

久しぶりに来院した大学生の彼は青白い顔で生気がない。 症状を聞くと、頚と肩凝りがひどく眠れないという。 触れてみると確かに固く、上腕と前腕までガチガチ。異常な固さだった。 改めて、彼の表情に目をやると、何だか、不安と恐怖で怯えているようにも見え、身体全体が悲痛で叫んでいるようだ。 とりあえず、施療を始めた。・・・手足が異常に冷たい。 「何か、ショックな出来事、怖い思いをされたことありませんでしたか?」 「・・・失恋をしました・・・。」...
12匹の闘犬と暮らす人間嫌いの女の子

12匹の闘犬と暮らす人間嫌いの女の子

ネガティブな生活 私の友人Iさんから、娘さんの親友についての相談を受けました。 話を聴くとかなり深刻で、急を要するように思えました。 彼女は、どうやらある幼児体験が元になって12,3歳の頃から、線引き定規で体をこすって傷つけ始めたそうです。その延長なのか、今ではパンクロッカーさながらに、身体中にタトゥーを入れたり、ピアスも数箇所につけているとのことでした。 人間嫌いで、12匹の闘犬と暮らしていて、一番の楽しみは恐怖映画を観ることなのだそうです。 Iさんはこのような話をしてから二時間後に、彼女を連れてきました。...
家族を戦争で亡くしたトラウマ

家族を戦争で亡くしたトラウマ

私はこの患者さんに会ってすぐ、「彼女の温かい微笑みの裏側には、苦しい痛みがあり、心は混乱に満ちているのではないか?」と感じずにいられませんでした。 治療前、彼女に症状を聞いてみると、長い間ひどい偏頭痛と頸部痛に悩まされているとのことでした。そしてそれは、まるで暗雲が常時左側頭部と目の辺りに渦を巻いているかのようだと話されていました。 まず基本手技(注1)を施したのですが、すでにその間中、彼女はかなりの「響き」を感じていたようでした。 間違いなく彼女は重いトラウマを過去に負っているのだと私は感じました。...
病は気から

病は気から

日本在住/60代女性 原因のわからない不調と気力低下 娘の引越しを手伝った時に、ひどい風邪を引き、風邪のウィルスが耳管に入り、右耳が聞こえなくなりました。 私は、我が身に何が起こっているのか理解できず、パニック状態になりました。 幸い、抗生物質を飲んで(か、どうかは不明ですが)、何とか聴力は戻ってきました。 しかし、その後、元の元気だった頃の私はどこへいってしまったのか?とばかりに、原因のわからない身体の不調と、気力の低下に悩みました。 家族に病院での検査を勧められ、近くの病院でMRIやエコーをしてもらいました。...
“自分のことでいっぱい”の人生からの転換

“自分のことでいっぱい”の人生からの転換

日本在住/女性 タオ療法との出会い ここ数年は、夢中だったヨガ熱も冷め、3年前には副鼻腔炎を患いました。 処方されるまま1年間抗生物質を飲み、体重が8㎏増えました。40歳を迎え、少し悲しい気持ちでいました。 きっかけは、顔マッサージの講習でした。顔のツボと経絡の関係の説明を聞きながら、「体全体のことをもっと知りたい」と思いました。 早速、良い本はないか探しました。知りたいことが書いてありそうなのは、同じ著者(遠藤喨及)のもので数冊ありました。 ツボは決まった位置になどない、とは!(『気と経絡癒しの指圧法』)...