心の治療

心の治療

この60歳代の女性は、とても柔らかな雰囲気で、上手に年をとられたという印象の方でした。 しかし一方、首、肩、頭の周りには深い凝りを、そして内面には相当のストレスを抱えている、とお見受けしました。 案の定、その日の治療が進むにつれて、とても深い心の傷、心の痛みがあることを私は感じました。しかしそれが、いかなる原因によるものかは見当もつきませんでした。 「どうでしょう、定期的に少し通われてみては?」 と、治療後に提案したところ、彼女は快諾されました。...
帝王切開の古傷

帝王切開の古傷

近所に住む友人が首の痛みとストレス、それからなんとなくしんどい・・・ ということで治療を受けに来ました。 基本手技のあと、痛みのある首のツボを治療していると、何となく妙な感じがしてきました。 そこで、私はさらに彼女との融合を深めていきました。 すると、彼女が本当に治療してほしい箇所は首ではなくて、腹部のような気がしてきたのでした。 何というか「呼ばれる」と言う感じです。 腹部を診てみると、脾と腎のあたりです。 しかし、ここへ施療すると痛みが非常に強く、また深いようでした。...
快方の眠気

快方の眠気

飛び込みで入ってきたこの青年は、まっすぐ立っているのも辛そうで、息切れを しているように早く、短い呼吸をしていました。 見るからに背中が固まっているようで、特に、深呼吸をすると身体全体がきつそうでした。 まず基本手技を施しました。 そしてそれを終える頃には、深呼吸をしても 身体は硬くならず、不快感もなくなっていたようでした。 そんな彼はそれを確かめるように、何度もため息をついていました。 さらに私は、肩の辺りの小腸経のツボを繰り返し治療していきました。彼の身体はどんどんほぐれてゆきました。...
好転してあふれ出した感情

好転してあふれ出した感情

原因不明の痛み ダンサーのCさんは8年間、多発性硬化症に似た“奇病”に悩まされてきました。 これまで何とか過ごしてきたのですが、いよいよ症状が悪化し、施療を受けに来られました。 10年程前に交通事故で鞭打ちになったことがありました。その後遺症かと思い、病院で精密検査を受けましたが特に問題はありませんでした。 その際、症状から多発性硬化症を疑われて、その検査も受けましたが認められず、それ以来病院へは行っていないとのことでした。 その間は、とてもダンスどころの話ではなかったそうです。...
子宮筋腫の手術が必要なくなった

子宮筋腫の手術が必要なくなった

この手記は、私の患者さんに書いていただきました。 実を言いますと、今、広く世間を騒がせている会社の役員をしているんです。そのため、ストレスは重なって行くばかり。それは、私生活にまで及んでいます。ストレスのために、頭痛、肩こり、背部痛になり、まっすぐ立っていられなくなることがあるんです。 これまで、たくさんの医者を渡り歩き、何度も痛み止めの注射を受け続けまました。それが痛みへの対処法だったんです。しかしやがて、それまで一本ですんでいた注射が、何本打っても効かなくなってしまう、、、 そんな状態でした。...
肺がんを患っていたけれど…

肺がんを患っていたけれど…

何年か前に、人づてに私のところへ訪ねてこられた女性がいました。 その女性は、腕、足、そして肝臓の痛みを訴えていました。 話を聞いてみると、それは肺がんによって生じるているものらしく、そして肝臓も悪化しているためにキモセラピー(化学療法)は受けられないという状況でした。 さらに、彼女の一家は、南米からの難民ということ。6歳の末のお子さんが重度の心身障害を抱えていること。そのほかにも十代の難しい年頃のお子さんもいることなどで、彼女のストレスは相当なレベルだと思われました。 私はとにかく治療を始めました。...