ア―スキャラバン中東を終えて

執筆者 | 8月 11, 2016

壁に描かれた絵 パレスチナ

 

訪ねて行った場所や、街で出会ったパレスチナの人たちのたたずまいに昨年も今年も驚かされました。日常的に暴力にさらされているとは思えない、静けさ、温かさ、やさしさ、強さを感じるのです。このような大人のもとで育つ子供たちは、のびのびしていて明るく、恥ずかしがり屋で、好奇心旺盛でした。笑顔にしてもらったのはこっちのほうでした!パレスチナのどんな人ごみの中でも、人とぶつかっていやな気持になったことが一度もない(多少ぶつかっても、いやな気持にならない)というのは、奇跡のようだと思いました。

障がいをもつ子供たちの施設で。 歌を歌ったり、踊ったり!!

 

パレスチナの人たちが置かれている現状のごく一部しか知ることはできませんでした。どんなに不条理を訴えても自分(たち)の声が届かないことに、やり場のない怒りや悲しみを感じていない人はいないでしょうが、彼らはあきらめていません。勝つことが目的なのではない。真実を貫くこと。その意思が共有されているのを感じました。そのようにして生きている人たちがいること。ただ単に、ここに加害者と被害者がいます、ということを伝えてもその言葉に自分の思いをこめられないような気がしていました。私が伝えたいことは何か? それは、自分が感じたことなのだ! 昨年は、とにかく現状を伝えなければならないと思い、自分が何を感じたのかまで言葉が追いつかなかったので、これから言葉にしていく作業をしたい思います。

孤児院でお昼ごはんをごちそうになる ピラフのようなものと、細かく刻んだたくさんの種類の野菜とヨーグルト。

 

 

中東に滞在中のホテルで同室だったアースキャラバンの仲間の寧音さんが、「パレスチナの人達は、いのちが濃い。いまを生きているって感じがする。私は日本で生きていなかった。時間を無駄にしてきた」と話していました。

雲がきれいでした! モスクワ

 

中東から日本に戻る途中のトランジットで、数時間モスクワに寄りました。初めてのロシアをとても楽しみにしてました。砂糖菓子で出来たような協会や宮殿を見たり、お土産のお店を見たり楽しかったのですが、、、。地下鉄に乗って、大きなロシア人男性に突き飛ばされ(その後、無言で立ち去っ・・)たり、乗客の能面のような、抑うつ的な顔を見(あくまで印象として)、案内してくださったモスクワ在住の日本人男性からロシアの男性の平均寿命は63歳(女性は74歳くらい)、自殺率はとても高い(銃が簡単に手に入るので銃による自殺が多い)と聞いたりするうちに(東京の電車の乗客のほうがもう少し表情がにあるような気もして)、なんとも言えない気持ちになりました。ほんとうは、みんな打ち解けたらいろんな面があり、夢もあると思うのですが、、、。パレスチナの人たちには、こういう表情の人は見なかったな、、、と。不思議なことですが、、、。