一切の戦争への加担をしない

執筆者 | 6月 1, 2016

新大久保の鈴蘭荘、三畳一間で暮らしていた20代前半、演劇と中上健次の小説と新宿のジャズ喫茶Dugに入り浸りだった。

私は、健次氏の小説に出てくる登場人物、土方、日雇い労働者、ダンプの運転手の人たちに懐かしさと愛おしさを感じた。中上健次氏の心には、荒くれと至上の優しさが同居してる気がし、そこに無性に惹かれた。一度、会ってみたかったが、それも叶わず、1992年、癌で他界。やはり、どうしても、会いたい人には会っておかないと後悔すると悟った。しかし亡くなられた後、不思議と何度か夢に出てきた。どんな場面か忘れているが、その度、何だか泣けてきた。

氏は1991年、「一切の戦争への加担に反対」を文学者らと声明発表をしていた。

今年も始まったアースキャラバンは「戦争なんて遠い昔のおとぎ話」の実現に向けてのムーブメントである。

健次兄も、天上から「がんばれよ!」と言ってくれている気がする。