「子どもが愛される世界を」

執筆者 | 12月 5, 2016

なぜタオ指圧を人々と分かち合うのか?
タオ指圧入門修練(準備)コースの講義で受講生の方にこのことを伝える。
その中の一つに『子どもが愛される世界を創るため』がある。

これは自分の子どもだけでなく、ということである。

先日、ある親子と別の親子、子どもは34歳というぐらいで信号の手前ぐらいを歩いており、青から赤に変わる時に、渡りかけた子どもの母親が「止まれ〜、渡るなよ!」
と、とても偉そうに言い放った。その言葉を聞いて、そんな言い方しなくてもと思った。
子どもは渡らず止まり、その後、その母親は偉そうに腕を組みながら、〝良く私の言うことを聞いた〟と言わんばかりの上からの態度で子どもを見下していたのだった。

一瞬の出来事であったが、母親の言葉以上に、その母親の態度が印象に残ったぐらいであった。

あなたの子どもだから、勝手にやってくださいな!とは思わない。
あなたのその「我」の影響がその子にはもちろん、隣にいた親子にも、もっと大きな範囲の他の人にも波及する。

そこで、「自分の子どもだからいいじゃないか」という言葉が飛んで来そうだが、「子どもはあなたの所有物ではないのだ!」と逆に言いたい。

この少し前に、ある方の地元近くの小学校の話を聞いた。

ここは学校が荒れているそうで、1人の問題児の影響によるという。

その問題を起こす子どもの親は、平気で子どもに死ねなどの言葉を出す。
先生に対しても横暴な振る舞いであるから、子どもがその親の影響を受けるのは言うまでもない。
そしてそれが、他の学校に通う子どもに影響を及ぼす。イジメを生み、家庭にも波及するのだ。
これは胸が痛む話だ。

1人の親の「我」により多大な影響を及ぼすということは、逆に1人が我を抑えて愛情による接し方をするだけで、大きく変わるということでもある。

我を抑えるということは、他人事にできないことであり、「子どもが愛される世界を創る」ということが、愛に満ちた世界に変えることができるということと確信を持つことができた。