パレスチナで出会った子どもたち

執筆者 | 8月 26, 2016

ここでは、子どもたちと一緒に踊ったり、歌ったり、折り紙をしたり

 

前回のブログでもお伝えしましたが、パレスチナでは二か所、子どもの施設を訪れました。はじめに訪れたのは、障がいをもつ子どもたちの施設「SOS CHILDREN’S VILLAGE」でした。

 

はじめに、この施設の職員の方から、現在のパレスチナの現状などを聞きました。彼らは、激昂して話すことがありません、、。感情的になって訴えることをしないのです。自然に涙が流れることはあるかもしれませんが、、自分たちをこんな目にあわせる人たちをののしったり、ということもありません。
しかし、淡々と話すその内容は、心がえぐられるようなことばかりです。どれほど真実を伝えたいと思って話していることでしょう。このことを、どうかこの事実を世界の人たちに知らせてほしい。その気持ちが痛いほど伝わってきます。
この施設には、毎晩のようにイスラエルの兵士がやってきて、発砲したり、子どもにけがを負わせたり、嫌がらせをするそうです。子どもたちはせいぜい小石を投げるくらいしか抵抗ができないというのに、、。子どもに平気で銃口を向けたり、いじめたり傷つけたりできるのは、まともな心をもった大人にできることではないでしょう、、。私たちアースキャラバンのメンバーは、彼らイスラエル兵士は洗脳されているのだと話し合いました。パレスチナ人は、とんでもない邪悪な人間たちなんだという洗脳。

私たちのほうも、洗脳されているのかもしれません。
中東問題は、根の深い(ゆえに解決不可能の)横からああだこうだ言っても仕方のない宗教問題だから、無力なんだと。実は、数年前まで私もそう思っていました。というか、そう思うことでそれ以上考えないようにしていた、というのが正直なところです。恥ずかしいことです。だから、子どもたちを前にして、言葉を失ってしまうのです。できることなら、毎年この子たちに会いに来たい、そう思って施設を後にしました。

子どもたちを撮影中のアースキャラバン映画監督鈴木聡さん ふとみたら、涙ぐんでいた・・