2016年タオ指圧入門修練コースに参加された方の感想から(3)

執筆者 | 3月 13, 2017

指圧で人に触れるということは、実は術者の人間関係のあり方を象徴していると言うことも出来ます。

指圧には、術者のあり方や生き方が顕れます。術者がどのような言葉を発しているかではなく、術者がどのような心の状態であるかを、受け手はその一圧を通して全身で受け止めています。

だから術者は、自らの心の状態を見るこころの智慧が必要なのです。

しかし、それは逆に言えば、指圧の学びを通して、私たちは人間関係のあり方を変えていくことが出来るということでもあります。

自らの心の豊かさを育み、相手への思いやりの心を指圧を通して伝えていくことが出来るのだと感じています。

2016年開催のタオ指圧入門修練コースに参加された方の感想文です。

 

(H・Oさん 30代)

如来様と一体となり、一切の運氣の向上を祈りながらツボを圧す――このときに先生がおっしゃった「これは技術ではなく、生き方として捉えて下さい」という一言が、大きな気付きを与えてくれました。

「すべての生きとし生けるものが痛みを抱えながら生きている」ということを認識し、そのすべての運氣向上をイメージすることによって、受け手のツボと世界を繋げること。

それが、タオ指圧が示してくれていたことではないかと思っています。

半年間にわたる講義を通じて、イメージすることの大切さや、目に見えない存在の確かさを感じ、今までとは違う世界の見方を学ぶことができました。

ありがとうございます。

 

(S・Oさん 30代)

私は、自閉症の子供たちの生活介助(食事、入浴等)やガイドヘルプ(通院や外出時の援助)の仕事をしています。

タオ指圧を学んで、明らかにこの仕事に良い影響を受けていると感じることがあります。それは、切心【せっしん】の存在を知ったことです。

切心とは、生きている限り無意識に感じている心の痛み。

すなわち、幼児期に感じていた、誰もが持っている根本的な痛みを、自分の中に感じ、相手の中にもその痛みがあることに共感する心のことであると学びました。

この切心を意識すると、ツボが反応することにも驚いたのですが、自閉症の方々と接するときにも意識してみると、相手との距離感がだんだんと近づいていくのを感じました。

また、大切なのは、まずは自分にも痛みがあることを認めることであり、これが無いと相手の我に振り回されてしまい、結果自分も相手も傷つけてしまうということも、仕事で実践することで実感できました。

これは、人の意見に流されやすい自分にとって、これからの人生でとても有益な学びだと感じています。

私は、人が無意識に感じている根本的な心の痛みに共感することに、暖かさや喜びを感じ始めています。

どのような仕事をするにも切心は必要で、私にとっては、仕事をとても面白くする要素なのではないかと思います。

先生をはじめ、皆さんととても貴重な時間を過ごせて本当に良かったと思います。

ありがとうございました。

 

(K・Oさん 40代)

タオ指圧を学んでみると、ツボの取り方でも色々とあり、指圧の仕方も単に拇指で圧すだけでなく、補が重要であること、丹田から圧すこと、上肢だけでなく下肢からも圧すことなど、さまざまな要素が必要とわかり、非常に奥深いものであると実感しました。

経絡となると更に奥が深く、自分の想像をはるかに超えた世界が、タオ指圧には展開されていることがよくわかりました。

 

(H・Kさん 40代)

長いような短いような6か月間。

この間に習ったことを振り返ると、学びの奥深さに翻弄されている自分がいます。

印象に残ったことも、感じたことも、気づいたことも多すぎて、まったくまとまらない、というのが正直な感想です。

それでも、今後進んでいくために、最も心に残る場面をあげるとするならば、それは「懺悔(さんげ)と感謝のワーク」で感じた至福の心地よさでしょうか。

常に心や体を整え、長年修練を重ねなければなれないだろうと思っていた波動に、自分でもなれるのだと知ったとき、大きな希望が湧くのを感じました。

まずは、自分がそのような波動になることから始めていくことが大切だと感じました。

それを続けていくことは、自分にとってある意味とても辛くて大変なことなのかもしれません。

それでも、自分が闇のほうに振れたあと、必ず戻りたくなる道がここなんだ、という魂の欲求に従って、この道を歩み続けたいと思っています。

 

(T・Kさん 30代)

学んだことは多くありますが、一番驚いたのは、「術者がどんな心境で指圧するかで受け手の反応が変化する」ということです。

今まで聞いたことがなく、とにかく素晴らしいという一言に尽きると思いました。

苦しかったのは、自分の我がムクムクと上がってくること。それを抑えるよう努力が必要だったことです。

普段の自分が、いかに利己的な思考に囚われて生きているのかを垣間見る瞬間があり、それに打ちひしがれ、良心の呵責が沸き起こってくることがありました。

楽しかったことも多々あり、運気向上、特に「みんなに良い運をあげる」というワークで感じた氣の感じは、とても気持ち良く、清々しい幸福感に包まれました。

このような気持ちで、日々出会う人々に相対していけるよう成長することが、人間として、タオ指圧に関わるものとして、大切なことだと経験させていただきました。

初伝クラスでさらに成長していけるよう、謙虚にまっさらな気持ちで臨みたいと思っています。

 

(S・Nさん 30代)

心のあり方を学びました。

他人への影響、いかに自分が周りに悪影響を与えているかを知り、落ち込みました。

しかし同時に、未来への希望も湧き、心が躍る気持ちにもなります。

自分の可能性を信じ、明るい未来が待っている、と。

ただ、不安もあります。

教えの中で体感できなかったもの、懐疑的になったものもあり、道を手放しで信じることができません。

盲目的になることへの抵抗感。道を歩むということは聖人を目指すってことなのか、という反発心。

ちょい悪でいたい変なプライド。

いい人になんかなれないよーっという気持ち。

自分が途中であきらめるんじゃないかという葛藤、、、

アントニオ猪木の「道」が思い浮かびます(笑)

今後の人生において一番重要だなと思うのは、人の幸せを願うということ。

この大切さや必要性に気づけたことが何よりの収穫でした。

無自覚に多くの人の気を下げてきてしまいましたが、この先それ以上の人たちの魂の向上の手助けができれば幸いと思っております。