タオ指圧の創始者は、遠藤りょうきゅう住職。
東洋医学の根幹である気と経絡、ツボの秘密とその実態を解明し
生まれた手技療法です。タオ療法の臨床家や教室は、世界八か国に
あり、日々世界各地で、その治療効果が実証されています。

タオ療法HPはこちらから http://taoshiatsu.com/

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Yさん(男性)は、もともと貧血がひどく、疲れやすい体質。初めて会った日は、過労

で、重い身体を引きずって歩いて来た、、そんな印象だった。

 

「20年近く慢性的な抑鬱状態で、希死念慮(きしねんりょ)が強く、年を追うごとに

悪化していきました。」

 

長年、長時間のパソコン作業に従事、残業も多く、数年前から、だんだんと精神的

な症状がひどくなり、ほとんど外出もできない状況に陥り、、そんな時、同僚から

タオ療法を紹介されて受けに来られた。

 

はじめて施術を受けた後、身体も心も本当に軽くなっていることに驚かれ、自分の

身に起きてることが信じられない、といった顔をなさっていた。

 

2度目に来院した時、「あんなに軽くなったことは、久しくなかったことでした。」

そう言うと、あとは、静かにタオ療法を受けていた。余程、心身が軽くなったの

だろう、施術の後、Yさんは、そのまま寝てしまう、。

 

それから、数回目の受療後「先生の思いが凝集されていることを強く感じるように

なりました。それと、以前よりずっと自分の体内の感覚を信頼できるようになった

気がします。」

 

 

数ヶ月経った日、Yさんが、ある朝のことを話してくださった。

 

「目が覚めてふと身体がさほど疲れていないことに気がつきました。昨日までと

は全く違います。音や言葉など、外界の刺激にダメージを受けることが少なくなり

ました。それから、若干の波はあるものの、今まで良い状態が維持できています。」

 

Yさんのお顔に生気が蘇ってき た。見ている、こちらも嬉しくなる。

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Yさんはタオ治療を受ける前に、同僚から薦められて、遠藤喨及師の著書を読んで

いた。

 

「世界が私に何をくれるか」ではなく「私は世界に対して何ができるのか?」という

心のあり方へと無意識が向かう。

 

身体を「モノ」ではなく「心」としてみる、人間の体の奥は邪気ではなく、そのさらに向

こうに仏性があった(悉皆仏性!)

 

~などの記述には、特に深く感銘を受けられた様子でした。

 

 

そして「身体が回復できないままでは、自分にできることが、ほとんど無いんじゃな

いか、、。でも、回復できるのならば可能性や選択肢が少しずつ増えていくし、

『回復できる』という手応えが有るのと無いのとでは天地の開きがあります。

 

まだ回復過程の途上ですが、回復していくこと、自分の身体を信じられることは

本当に嬉しいです。そういう状態であるのが、きっと本来のあり方なのかもしれ

ません。」

 

 

Yさんは、自分の中の可能性を予感されたのか、はにかんだ少年のような表情を

浮かべた。

 

 

誰だって、他人から身体をモノ扱いされたら苦しい。

 

そんな世界に逃げもせず長く身を置いたら、どうなるのか、おかしくならいほうが

おかしい、そう思う。(、、もう消えてしまいたい、、)つい、そんな思いに捕ら

われてしまうのかも、そう思う。

 

 

もう一度、自分は大事な存在なんだってことを、大事にされている存在だってこと

を、タオ療法で実感してもらいたい。

 

そしたら、自然に治っていく、私はそう信じている。

 

モノじゃない、ニンゲン=こころ、の傷が、薬で治るなんて、どうしても思えない、。