急げ!若者

執筆者 | 10月 28, 2014

私が小学低学年だったころに人気だったアイドルグループが歌っていた
「急げ!若者」という曲があった。
いいタイトルだなーといまでも思うのですが、当時はこどもながらも、こころに
迫ってくるものを感じていたような気がします。
この曲はアイドルの曲にはめずらしく「死」がテーマでした。だから、こども
ではありましたが、そこになにかメッセージを感じ取ったのだろうと思うのです。

印象に残っている歌詞を抜き出してみると・・

●短い命なら せめて死ぬときくらい 美しく散りたい

●若者なら 死んだあとで あいつはとてもいいやつだったと 言われてみたい

●急げよ急げ! 生きてるうちに 自分の道は自分で選ぼう

●急げよ急げ! 生きてるうちに 自分に嘘をつくのはやめよう

●時にはひとり 泣くのもいいさ どこかで いつも 神は みている!

●心に傷が ついてもいいさ どこかで いつも 神は みている!

私が強く反応したのは、「神」という言葉でした。
父親に聞いてみました、「神ってなに?」と。
すると、父の答えは、「そんなくだらないことは聞かなくてもよろしい。神
なんてものは迷信で、いないんだ」でした。
いる・いないの前に「何なのか?」と聞いたのに、それには答えない父でした。
いま思うと、無理もないと思いますが・・・。

どうも「神」は、答えに窮するものらしい。この世に、父親でも返答に窮するものが
あるのだ。ということは、わかりました。

(本当は、ほとんどの人生の問題は返答に窮するものなんですけれど (笑) )

ですが、私はこの曲(の性格)から、どうも「死」と「神」は結びついている
ような気がしたのだろうと、思います。その後ずっとこの曲に恐ろしさみたいな
ものを感じてきましたから。なんせ、「どこかで いつも 神はみている!」なんて
怖くありませんか?そして、「急いで生きろ!」と言っているのです。

先日の指圧クラスのテーマは、「諸行無常」でした。
「人生は、この一瞬にしかない」という意識で生きること、、それを指圧において
実践するのです。クラスは二日間なのですが、深い海に潜って龍宮城から戻って
きた浦島太郎のような気分になりました。
そして、私は、こどものころに衝撃を受けたこの曲を思い出したのでした。

「急げ!若者」映像
https://www.youtube.com/watch?v=7sYdmM7u1v4