優柔不断なXmasイブ

執筆者 | 12月 19, 2012

クリスマスが近づくと思い出すことがある。

20歳過ぎ、、山手線の新大久保駅近くの鈴蘭荘という古いアパートの三畳一間で暮らしていた。一階に女性管理人が住んでいて、名前が、思い出しそうで思い出せない、、、このブログを書き終えるまで思い出したい、、、あっ、新潟県出身で、、独身で編み物が得意で、管理人の仕事と副業でセーターなどを編んでいた、、あっ、、、、、名前を思い出した、、加賀谷さん、、だ、間違いない、、、つい最近のことは忘れてしまうのに数十年前のことは記憶に残っている。

鈴蘭荘の住人は、地方出身者の一人住まいが多かった。
仕事やバイトを終えて帰宅した者は、母親のような存在の加賀谷さんの部屋に立ち寄って一日の出来事を話す。時には悩みや辛かったことなども打ち明ける。加賀谷さんはいつもニコニコし相づちを打ち、時には励まし話しを聞いてくれた。

ある年のクリスマスイブの日だった。皿洗いのアルバイトも終わり、何の予定もなく部屋に戻り一人静かに過ごそうと思ったが、なんだか、妙にうら寂しく、つい管理人室をチラッと見た、、が、しかし、部屋は真っ暗だ、。仕方なく、たまに遊びに行ってた部屋にも訪ねてみたがデートにでも出かけたのか、そこも人の気配はない。

こうなったら、部屋で山崎ハコのレコードでも聞いて寝てしまおうと布団に潜りこんだが、窓から漏れる、斜向かいのラブホテルの壊れたネオンから聞こえてくる不快な音が気になり眠れない。時計の針はまだ9時を回ったばかりだ、、、なんだか無性に虚しく飛び起きて、また繁華街へと出向く。しかしネオン街を歩いてると、かえって、うら寂しさが増えてきた。

、ふと見ると目前に教会があった。いつも通っているのに無視していたショボい教会だ。ネオン街の表通りに似合わない古ぼけた建物で、入り口ドアに貼り紙が貼ってあった。「賛美歌を一緒に歌いましょう、どうぞ、ご自由にお入りください」とか、なんとか、書いてあった。

こちとら、キリスト教徒でもないしなあ、、、、ドアの前で突っ立ってたら奥から微かに賛美歌が聞こえてきた、、、どうする、入るか、、ううっ、でもなぁ、、なんか説教とか聞かされんのもイヤダし、、でも賛美歌は嫌いじゃない、、、部屋に戻るのも嫌だし、外は寒いし体も冷えてる、、どうすんだよ、おい!!

教会の前を20分もウロウロしたか、自分の優柔不断さにうんざりしてきた。。

結局、中には入らず、駅前の喫茶店に入り、不味いコーヒー飲んでまた部屋に戻り頭から布団をかぶって寝てしまった。

あれから数十年。

仏教にご縁が出来て、現在、まさかの念佛も唱えている。

24日のクリスマスイブは、中野の和田寺、東京タオサンガセンターで、クリスマス会がある。お寺でだってクリスマス会をやるし、楽しむ。もし、このブログを読んで、24日なにも予定が無く、一人部屋で寂しく過ごす人がいたら、クリスマス会にだけでも是非来ませんか、、、歓迎しますよ、、、ささやかながら、美味しい食べ物も出るし、チャリテックスという超盛り上がるゲームもあり、、楽しめますぞ。部屋で寂しく独りで居ないで、遊びに来てください、待ってるから、、。